クイズ

【これであなたもクイズ王!?】書き出しクイズの問題集!

今回はクイズで頻出の書き出しクイズを解いて解いて解きまくりましょう!!!

書き出しクイズとは

「△△△△△」という書き出しで始まる、××が書いた小説は何?

と言うタイプの問題です。

書き出しと作品名を1つ1つ丁寧に覚えることが肝になります!

早速、クイズ全20問、行ってみましょう!

答えを押すと答えの単語の説明サイト(9割Wikipedeia)を見ることができます!解説も是非参考にしてください!

第1問

「木曽路はすべて山の中である」という書き出しで始まる、島崎藤村の小説は何でしょう?

夜明け前

主人公の青山半蔵をめぐる人間群像を書いた作品です。青山半蔵のモデルは島崎藤村の父親です。

第2問

「おい、地獄さ行ぐんだで」という書き出しで始まる、プロレタリア作家・小林多喜二の代表作は何でしょう?

蟹工船

ワーキングプアが問題視された2008年にこの作品がブームとなりました。

第3問

「ゆく川の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず」という書き出しで始まる、鴨長明の随筆は何でしょう?

方丈記

「方丈記」は諸行無常(世の中に変化しないものはないという事)を書いた随筆です。

鴨長明の「方丈記」は吉田兼好の「徒然草」、清少納言の「枕草子」と共に三大随筆と呼ばれています。

第4問

「山手線の電車に跳ね飛ばされて怪我をした。」という書き出しで始まる、志賀直哉の小説は何でしょう?

城の崎にて

白樺派の小説で知られるこの小説ですが、夏目漱石の勧めで執筆を開始しました。

第5問

「昭和51年4月6日。満開の桜に、やわらかな日ざし。優しい1日だった」という書き出しで始まる、乙武洋匡(おとたけひろただ)のベストセラーは何でしょう?

五体不満足

不倫問題などでも話題となってしまった乙武さんですが、「障害は不便です。だけど、不幸ではありません」「感動は求めません。参考にしてほしいのです」などの名言でも知られています。

第6問

「私はその人を常に先生と呼んでいた」という書き出しではじまる、夏目漱石の小説は何でしょう?

ここ

こころは「先生と私」「両親と私」「先生と遺書」の3パートに分かれていて、特に「先生と遺書」はクイズに出題されやすいです!

第7問

「野島が初めて杉子に会ったのは帝劇の二階の正面の廊下だった」という書き出しで始まる、武者小路実篤(むしゃのこうじ・さねあつ)の小説は何でしょう?

友情

ロシアの小説家「トルストイ」に傾倒した「武者小路実篤」は「新しき村」を建設し実践運動を行いました。また作者は「友情」についてこの小説は実は新しき村の若い人たちが今後、結婚したり失恋したりすると思うので両方を祝したく、また力を与えたく思ってかき出した」と述べています。

第8問

「目に見る景色はあはれに面白い」という書き出しで始まる、二葉亭四迷の小説は何でしょう?

浮雲

言文一致(日常で使われる話し言葉を文章として書くこと)で書かれた日本の近代小説の始まりを告げた作品です。二葉亭四迷は自分自身を「くたばってしめぇ」と罵ったことが由来とされていますが諸説あります。

第9問

「石炭をば早や積み果てつ」という書き出しで始まる、エリスと太田豊太郎の悲恋を描いた森鴎外の小説は何でしょう?

舞姫

「舞姫」は森鴎外が実際に体験した恋愛が元になっていると言われてあります。「うたかたの記」「文づかひ」とともに独逸三部作と言われております。

第10問

「自由が丘の駅で、大井町線から降りると」という書き出しで始まる、日本で戦後最大のベストセラーである黒柳徹子の自伝エッセイは何でしょう?

窓ぎわのトットちゃん

タイトルのトットちゃんは黒柳徹子本人のことを指しており、完全ノンフィクションの作品となっております。

第11問

「では、みなさんはそういうふうに川だといわれたり…」という書き出しで始まる宮沢賢治の童話は何でしょう?

銀河鉄道の夜

ジョバンニとカムパネルラが旅をする物語です。「銀河鉄道の夜」を含め宮沢賢治の作品のほとんどは未完成のままです。

第12問

「一九三〇年三月八日。神戸港は雨である。」という書き出しで始まる、第1回芥川賞を受賞した石川達三の小説は何でしょう?

蒼氓

第1回芥川賞受賞作の「蒼氓」はブラジル移民を余儀なくされた農民の悪戦苦闘を書いた作品です。

第13問

「これは私が小さい時に村の茂平というおじいさんから聞いたお話です」という書き出しで始まる、新美南吉(にいみ・なんきち)の童話といえば何でしょう?

ごんぎつね

国語の教科書に載っていることから知名度の高い作品です。また、「ごんぎつね」は童話集『花のき村と盗人たち』に収録されています。

第14問

「えたいの知れない不吉な塊が私の心を始終圧(おさ)えつけていた。」という書き出しで始まる、作家・梶井基次郎(かじい・もとじろう)の代表作は何でしょう?

檸檬

作者の梶井基次郎は31歳の若さで亡くなってしまった人物です。作品の評価は死後に上がったと言われています。

第15問

「1ドル 87セント。それで全部。しかもそのうち 60セントは小銭でした。」という書き出しで始まる、O・ヘンリーの小説は何でしょう?

賢者の贈り物

原題は「The Gift of the Magiです。magiは東方の賢者と略されています。

第16問

「僕は三十七歳で、そのときボーイング747のシートに座っていた」という書き出しで始まる、1987年に刊行された村上春樹のベストセラー小説といえば何でしょう?

ノルウェイの森

この作品は原稿を渡す2日前まで雨の中の庭というタイトルでしたが、題名に迷った作者が妻に読ませたところ、「ノルウェイの森」でいいんじゃない?という返答があり、それをきっかけにこのタイトルとなりました。

第17問

「どっどど どどうど どどうど どどう」という印象的な書き出しで始まる、宮沢賢治の小説といえば何でしょう?

風の又三郎

「風の又三郎」は、風の強い日に不思議な少年が転校してくるところから始まります!ちなみにタイトルの「風の又三郎」は地元で伝説となっている風の神様の子です。

第18問

「大地を震わす和太鼓の律動に、甲高く鋭い笛の音が重なり響いていた。」という書き出しで始まる、ピースの又吉直樹の小説で、芥川賞も受賞した小説といえばなんでしょう?

火花

「火花」は、売れない芸人徳永と花火大会で偶然出会った先輩芸人神谷の話です。映画版では徳永を菅田将暉さん、神谷を桐谷健太さんが演じました。

第19問

「一つの妖怪がヨーロッパに現れている」という書き出しで始まる、マルクスとエンゲルスの共著といえば何でしょう?

共産党宣言

初版は全23ページの薄緑色の小冊子でした。

第20問

「恋をしたのだ。そんなことは、全くはじめてであった」という一文で始まる太宰治の小説のタイトルは?

ダス・ゲマイネ

本来、クイズではなかなか出ない難易度ですが、クイズ漫画『ナナマルサンバツ』で登場しました!

20問お疲れ様でした!

特徴的に書き出しが使われることが多い書き出し問題。

美しい表現に触れるという意味でも調べてみるのも楽しいかもしれませんね!

ABOUT ME
madai
25歳社会人。クイズ勉強中です。 クイズ大会の過去問からオリジナル問題などテーマ別で記事を作成しています!